台風の後の増水を期待して釣り出かけた。釣り券を買って川に行ってみると、思ったほど増水していない。というか、前回よりも水量が少ない。この周辺にはどうやら雨が降らなかったらしい。林道も乾いているし、平水よりも少ないくらいだ。幸いなことは先行者がいなかったこと。宇都宮から来たというフライマンと話し合って釣り場を分けた。他の人はいないようなので、今日は先行者を心配せずに釣りに専念できる。
第二の橋から入渓。いきなり７寸のイワナが釣れた、幸先良し。それにしても、今日はなんだか生き物の気配がやたら濃かった。何種類もの鳥のさえずりが常に響き渡っていて、それに加えてハルゼミやら虫の声がすごかった。河鹿も泣いていたかもしれない。川の流れの音と重なってうるさいほどだった。
大きなヤマメが狙った場所で釣れた。２７センチくらいの太いヤマメだった。こんなヤマメが釣れればもう充分。気楽に渓流を楽しむ気分になる。その後も大きなヤマメが釣れ、イワナが釣れと大満足の釣りが出来た。午前中でつ抜け出来たので昼を食べて少し休んで１時に脱渓した。もう充分楽しんだ。
帰り道、根曲竹を探したのだが、もう伸びてしまっていて、採集の対象ではなかった。さすがに二週間早く芽が出るともう伸びてしまっている。
支流の流れ出しにベニウツギの花が咲いていた。白いウツギの花はよく目にするが、赤い花のウツギは珍しい。また一つ新しい発見のあったホームリバーだった。
