秋田に来ている
毎年恒例の東北釣り旅の1日目は、朝5時に起きて5時間走って山形の渓流で釣りをした。米沢は雨が降っていたが、新庄はポツポツ降っている感じだった。日釣り券とおにぎりを買って目的の川に行く。幸いなことに車は一台も止まっていない。
着替えて身支度していると、同年代の釣りと思しき人が来たので話を聞いてみた。下流に入ったが水量が少なくてダメだったようだ。私が入る場所の希望を言うと、今日はこの川には入らないとのこと。ありがたく釣りを始めた。
すぐに小さいイワナが釣れ、とりあえず坊主は無くなった。大きな淵で巨大な影が走り、いきなり毛鉤が消えた。合わせると上がってこない。淵の中を糸鳴りさせて魚が走り回っている。外れるな・・と願いながら慎重に竿を操作して魚を岸に引きずり上げる。久しぶりに見た大きな魚がのたうちまわっている。竿の握り部分よりも長く太い。これは尺だ。慌てて写真と動画を撮る。いやあ、素晴らしい。
その後はポツポツと6寸、7寸サイズが釣れる。ここはヤマメと混生のはずなのだが、今日はイワナしか釣れない。そういう日だったのだろう。
いつも釣れない淵で流れ込みの奥に毛鉤を振り込んだ時だった。いきなりガツンと手に衝撃があり、竿が引き込まれた。流れを横切るように引き上げたら、これも大きなイワナだった。測ると28センチ。丸々太った良型のイワナで、これまたこの川の記録に並びそうな大きさだった。二つも大きなイワナが釣れればもう大満足。周りの景色を楽しむ余裕もできたし、早く上がって宿に向かおうと言う気持ちにもなった。今日の宿は角館。まだここから三時間も走らなければならない。
と、その三時間を走って宿に到着し、今これを書いている。今回はクリオンが取れなかったので、明日は水沢温泉で加藤さんやヒラリ〜さんと合流することになっている。
良い初日でした。