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Channel: kurooの窓
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最終校正

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Dscf0666

 山里の記憶第7巻の最終校正をしている。三年分の作品をまとめると文章がいかにいい加減に書かれているかがよくわかる。その時の気分や勢いで書かれているから、まとめて全体的に読み込むと様々な齟齬が出て来る。我ながら情けなくなる文章力だ。これを校正するのだから大変だ。

 

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 校正で悩む一例
 魚をとる・魚を取る・魚を獲る・魚を捕る・魚を採る・魚を穫る
 土がかたい・土が硬い・土が堅い・土が固い
 料理がうまい・料理が旨い・料理が美味い・料理が上手い
 火をつける・火を付ける・火を点ける・火を着ける・火を附ける

 油か脂か・貼るか張るか・書くか描くか画くか・採集か採取か
 ひらがなで書くか・カタカナで書くか・漢字で書くか

 

Dscf0664

 少なくとも自分の文章なのだから揃っていなければならない。それだけでも見直し見直しするのに抜けが出る。見直すたびに赤字が増える。自分で直しながら情けなくなる。
 原因として自分の能力は置いておくとして、タイピングの自動変換を確認しなさすぎなのだと思う。文章を書くときは勢いが必要で、ストーリーをまとめることに神経が行ってしまい、漢字の点検がおろそかになっているのだろう。後で見直すという作業が少な過ぎて、こんな結果になっているのだ。目が読んでしまうこともあるのかもしれない。

 

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 考えられないことだが、機械を機会と間違える。軍需工場を軍事工場と間違える。繊細と詳細を間違える。三回も校正し、四回目でこんな間違いが発見されると流石に落ち込む。我ながら情けない。それでも最後までミスを発見するために頑張る。

 ミスや間違いは絶対にある。それを発見できるかどうかの勝負。

 

 

 

 


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