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Channel: kurooの窓
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花豆をアップ

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Hanamame
 
 ホームページの山里の記憶コーナーに「花豆」をアップした。
 
 花豆は当初秋のお茶請けの取材で「芋ころがし」と一緒に取材したのだが、その味のあまりの旨さに、改めて別項として取材し直したものだった。
 充子さんの花豆は本当に柔らかくて美味しい煮豆だった。その秘密は大量に煮ること、厚い大きな鍋を使うこと、業務用ガスの強い火力などだった。レシピ通りにやっても同じ味にならないのは料理の常だが、こmの花豆も同じだ。
「同じように煮るんだけど、同じ味にならないんだよ…」と知り合いに言われたという充子さん。理由を知れば当然のことだ。この味は充子さんでなければ出来ない味だ。
 
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 取材した大輪という地区の歴史も含めて興味深い取材だった。三峯神社の表玄関だった場所で、大滝の中心地とも言える場所だった。
 しかし、時代の変化とともにその繁栄は終わった。道路が出来、車が走るようになってそれが決定的になった。過去の繁栄が忍ばれる町並みを見ていると変化というのは残酷なものだなあと実感する。いつまでも続く繁栄がないことも実感できる。
 立派な鳥居やお狗様、赤い橋、参道の石灯籠や石畳……多くの人が通り抜けた表参道。今そこを歩く人はわずかな数の観光客だけだ。
 
 秩父にはこういう場所がいたるところにある。そんな場所を知ることが面白くなってきた。秩父鉱山もその一つだったし、他にもいろいろある。近代史の勉強をし直しているような感じがして面白い。
 故郷のことを本当に知らなかったなあ…という反省もある。
 
 
 
 

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