ホームページの山里の記憶コーナーに「おもてなし」をアップした。
この取材の時に思ったこと。それは地域興しは地域の力でということだった。事務局長の高橋さんや率先垂範の北さんなどが中心となって、尾ノ内氷柱で有名になった地元をさらに活気づけようと活動が広がった。
自分達で観光資源を作り、そこに集まる観光客を今度は資源にして、地域を活性化させる。その発想と展開力がすごい。地域全体を参加させ、役割を分担し、一つの方向に向かわせる。
その牽引力と指導力に脱帽した。
地域の活性化というのは人が集まるイベントではなくて、そこに住んでいる人がどう元気になるかだと考えている。過疎に悩む中山間地多くの地域に、この尾ノ内の例は大きな示唆を与えてくれる。一過性ではなく、継続してみんなが元気になる素晴らしい方法だと思う。
何より参加している人が「参加して良かった」と思っていることだ。会話が生まれ、自分の仕事を褒められ、そしてわずかではあるが収入につながる。
それは、儲け主義では絶対に得られない充実の対価だ。小さな町の小さな集落で行われている小さな挑戦だが、得られるものはとても大きい。
こんな方法もあるんですよ、と多くの人に知ってもらいたい活動だ。
絵でも文章でも書ききれないのがもどかしい。