22日の日曜日、吉瀬さんの案内で三峯神社の表参道を下るツアーに参加した。他の参加者はJICkYさん一家。9時に神庭グラウンドに集合し、大輪のバス停まで歩く。荒川右岸に歩道が整備されていて景観を楽しみながら大輪まで行く。
大輪からはバスで三峯神社へ向かう。最近は三峯神社参拝の人が増えたようで、臨時バスが出ていて、座れたので良かった。いつもは車で走っている道だが、バスで車窓から眺めると景色がずいぶん違って見えた。
まず三峯神社に参拝しようと神社に向かう。手前の山麓亭で中津芋の田楽を食べるのはお約束のようなもの。神社は多くの参拝人でごった返していた。今も昔も立派な観光地だ。吉瀬さんが「これだけの人のお願いを受け止めるのも大変だ…」と言い、思わず同意する。
展望所左から下る道が表参道だ。大輪まで約3キロ半の道のり。杉林の斜面をジグザグと下って行く。木には鹿よけのネットがグルリと貼られていて鹿被害の大きさがわかる。道は思いの外立派で、ここを山駕籠を担いで登ったのかと感慨深く眺めた。
徐々に杉ヒノキの巨木が増えて来た。これが表参道の並木道なのだと言われて納得する。いったい何百年間の時間が積み重なっているのかすごい物だと思う。
山道を下るツアーは周囲の様子や樹木の種類などがよく見られてとてもいいものだった。尾根の樹相から徐々に渓畔林の木々が増え、次々に巨木が現れる。朴の木、ミズメ、エノキ、カツラ、トチノキ、見たこともない巨木があるのも神域だからこその樹相だった。
下るだけなので疲れもせず、ワイワイと楽しい山下りだった。吉瀬さんに感謝。