11月23日と24日、予定していた小菅の山小屋解体作業が終わった。
参加してくれた皆さんお疲れ様でした。そしてありがとうございました。
解体作業に参加してくれたのは、JICKYさん、斎藤さん、ミクさん、NAKANOさん、加藤さん、イナさん、長南さん、kurooの8名。
前日の朝からJICKYさんと山小屋に入る。予報は一日雨予報。デッキにブルーシートを張って、水を確保したところで雨になり、山小屋の中での作業になった。
内部のものを全てデッキに出して整理する。二階の窓を外してまとめて梱包する。ガラスがあるので重い。工具箱や食器箱などを整理してまとめる。荷運び用の背負子を二台作る。ここで暗くなり、デッキの上に耐火煉瓦を並べてブルーシートの下で焚き火モードになる。そのまま夕飯を食べて焼酎のお湯わりを飲んで色々話す。9時頃には寝てしまった。
23日、朝は雨が降っていなかった。良かったと思ったのだが、作業しているうちに小雨が降り出し、一日止まなかった。最初に登って来たのはNAKANOさん。瀬音の森の黄色いヘルメットをかぶって登って来た。懐かしい色だ。次に登って来たのが斎藤さんとミクさん。久しぶりに会うミクさんがすっかり大人になっていたのにびっくり。
作業は屋根の解体から始まった。スレートをバールで剥がすのだが、しっかり貼ってあるので大変な作業になった。途中でイナさん、加藤さんも登って来て、全員で屋根と格闘する。スレートの下に貼ってある防水シートがまた難敵で、屋根のコンパネを剥がすのに全員で大汗をかいた。
山側の屋根板を外し、谷川の屋根をどうするか相談する。結果、垂木を残して支柱を切り離し、最後に垂木を切れば屋根が水平に倒れるだろうということになった。チェーンソーで支柱を切り離す。垂木を左右から切り落とし最後にセンターを切ると「ズシン!」と地響きがして二階の床に谷側の屋根が落ちた。ここで再度相談。屋根が重いので二階に乗せたままでは危険と判断。本体をデッキ側に倒して作業しようということになった。
山側の壁ログをチェーンソーで切って一段ずつ外す。谷側も同じように壁ログを外す。全部なくなったところで全員でデッキ側に本体を押して倒す。ところがかすがいが効いていてなかなか倒れない。チェーンソーでかすがいを切り離し、残っていた壁ログも切り落とし、再度全員で押す。
あおりをつけて何度も息を合わせて押しているうちにベキベキ!という音を立てて柱が倒れ、ズッシーン!と地響きをあげて本体が屋根を乗せたままデッキの上に倒れた。予想通りの展開に思わず歓声と拍手が起こった。これで安全に屋根の解体作業ができる。
ここで昼になり昼食。雨の中で盛り上がらないが思い思いの昼食を食べる。私は食欲が全くなく、用意した昼食を食べることができなかった。
昼食後苦労して屋根板を外し、その後の解体を進めるメンバーと、運び下ろしのメンバーに分かれた。運び下ろし隊はJICKYさん、斎藤さん、ミクさん、イナさん、加藤さん。解体組は長南さん、NAKANOさん、kurooの三人。解体はチェーンソーを使ってログや柱や垂木を切り離し、それを整理する。体力勝負の作業なので肩で息をするような状態で作業が続く。途中でチェーンソーの刃がかすがいに当たり、全く切れなくなるアクシデント発生。こんな時のために替え刃を用意してあったので取り替えて作業をする。取り替えに手間取って作業が少し遅れた。
夕方、解体作業は終わってログと角材とベニヤ板に分けて積み上げられている。全員が揃ったところで本日最後の運び下ろし。手分けして大物を担ぎ下ろす。
舩木さんから指定された場所に荷物を運び、本日の作業終了。宿の廣瀬屋さんに向かう。廣瀬屋さんは小菅の老舗旅館。地元の素材を使った夕飯、特に手打ちの蕎麦が有名な宿だ。
4時から大きな湯に浸かり、すっかり体を温めて部屋でビールを飲む。夕飯の6時まで部屋で色々話す。相変わらず釣りの話が多い。
6時から夕飯。地ビールで乾杯し、甲斐サーモンの刺身やヤマメの塩焼きに舌鼓をうち、澤乃井の一升瓶をミクさんのお酌でグイグイと飲む。みんな笑顔で会話が弾む。ありがたいことだ。
朝、外は小雨。天気予報はこれから晴れると言っている。朝食を食べゆっくりと宿を出る。今日の作業は空荷で登って残った不燃物の担ぎ降ろしだけ。空荷で登るのは初めてだったがJICKYさん、長南さんについてゆくだけで息が上がってしまった。休まずに登り切ったが大汗をかいた。
様々なものをまとめて分担を決める。最後に全員で記念写真を撮る。多分、これが小菅の山小屋での最後の集合写真になるだろう。
一列になって荷物を運び降ろし、指定の場所に置いてブルーシートをかける。電話で舩木さんに解体終了の挨拶してお礼を言い、最後の小菅での作業が終わった。参加してくれた皆さんに感謝。瀬音の森、最後のイベントとなった解体作業。無事に終わって、これで本当に「終わったぁ〜・・」という気持ちになった。