新年あけましておねでとうございます。
朝からおせちの仕上げと重箱つめで忙しかった。毎年おせちは私が作る担当なので、暮れの30日と31日はおせち作りに没頭する。今年もがんばっていろいろ作った。以下、自作おせちの
一覧。基本的なコンセプトは、自分が酒の肴に食べたいものと味付け。
紅白かまぼこ:鈴廣のかまぼこをスライスし、表面を切ってねじり飾り、中に梅肉・鰹節・ゴマ・大葉・味噌を刻んだ梅味噌を詰めたもの。毎年の恒例。
黒豆:カミさんの友人が丹波の黒豆を送ってくれるので二日間かけて煮る。29日の夜にお湯に入れ、毛布で包んで保温して豆を戻し、30日から弱火で煮て冷ましてをくり返す。売っている黒豆と違って、薄味で黒豆の味がよくわかる出来上がり。大量に作って近所に配った。
昆布巻き:早煮昆布で鮭ハラスを薄切り牛蒡でサンドしたものを巻き、カンピョウで結ぶ。コトコトと二日間弱火で煮込んだもの。以外と牛蒡が旨い。
きんぴら:牛蒡・人参・レンコンをごま油で炒め、酒・みりん・醤油で味付けしたもの。仕上げに七味をふり、ゴマをまぶして完成。いつもの味。
ごぼう肉巻き:牛蒡を拍子木に切って出汁で煮て柔らかくする。それを芯にしてバラ肉を巻き、フライパンで炒めて醤油で味付けしたもの。
里芋の真砂焼き:里芋を柔らかく茹で、すり鉢でつぶし、卵・辛子明太子・ゴマを加えてよくこねる。これを四角い卵焼き器に詰め込んで焼く。両面をこんがりと焼き、冷ましたら拍子木に切る。切り口に板海苔を張って冷ましたもの。
紅白なます:大根をかつらむきし、塩水で柔らかくする。人参の細切りを芯に大根で巻き、昆布のヒモで結ぶ。両端を切りそろえ、三杯酢に漬け込んでなますにしたもの。さっぱりと旨く。見た目もかわいいひと品。
栗きんとん:サツマイモを切って皮をむき、クチナシの実を入れて茹でる。温かいうちに砂糖を加えて裏ごしする。サツマイモとシロップ・砂糖を鍋で煮詰め、最後に栗を加えてねっとりしてきたら出来上がり。売っているものより甘さが薄く、酒のつまみにもなる。
卵焼き:卵4個とホタテ缶一個を使って普通に焼いたもの。厚めに切って食感を良くする。甘くない卵焼きで、これも酒のつまみに旨い。
ねじり梅:煮物の一つ。京人参を輪切りにして、梅の形に包丁で切り刻んだものを甘く煮た。地味な煮物の彩りにと作り始めた人参の煮物。細々した作業が好きなのでおせちに欠かせなくなったひと品。
煮物:白煮は里芋を六法に切ったものとレンコンの輪切りとギンナン。醤油煮はねじりコンニャクと竹輪と椎茸・結び昆布。醤油煮は火が通る最低限だけ煮る。煮すぎると竹輪の味がなくなる。
干し柿チーズ:これは時間が余ったので作ったひと品。頂いた干し柿を縦四つわりしたものにチーズを貼り付けたもの。以前、干し柿とチーズをロールにしたものを作ったことがあるのだが、今回はシンプルに元の形のまま使用した。酒のアテに絶品。